007 トランジスタ式Tourer Part4

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ぺるけ氏の「Mini Watt Tourer with USB-DAC」Part4をSP付アンプっぽく組み上げてみました。
入力は秋月USB-DACとラインの2つ。USB-DACはセルフモードにしたので、iPodの電力を使いません。ヘッドフォンも使えます。基本的にオリジナルと同じ仕組みです。
いずれ、リチウムイオン電池を納めた電池ボックスを揃いで作り、ポーダブル化を試みようと思います。

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アンプ部の回路と定数はぺるけ氏のオリジナルをコピー。ただしFETの選別にいまいち不安があったので50Ωの半固定(100Ωの半固定と47Ω×2の組み合わせ)でDCオフセットを解消しました

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USBの入力は秋月DAC経由でアンプに繋ぎます。電源はプラス側の電源をLDOを介して5Vにして供給。弊害としてアンプ部の正負電源に若干のアンバランスがでました。
今回はケースを木板で作ったので、基板のシールド対策が必要です。まじめにやると大変なので、パンチングしたアルミ板で天地をサンドイッチした簡単処理にしました。ただしフロントパネルもアルミ板を当てていますので、それなりにシールドされているはずです。

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USBの出力はトランスで昇圧しました。予算の都合もあってST-52を使っています。スペースも足りてないけど、それ以上に予算が足りない・・・

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フロント側に電源SWとボリューム、USB/ライン入力、HP出力を配置。入力系は背後にあるよりも前の方が使いやすいと思うから。後ろはSPと電源、Bass Boost SWです。

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本体はアンプ部とSP部が分離するタイプで、サイズは11×11×11cmの立方体で揃えました。
アンプ部の裏側は開放です。昔の真空管式のラジオとかこんな感じだったのでこれで良しとします。
写真は撮り忘れたけど、SPは密閉式。吸音材として手芸用のフェルトとウールをぎゅうぎゅうに詰め込んでやりました。裏蓋を開けることは、もうないと思う。
ウールについてはゆざわやで羽毛と迷って予算に負けたという経緯があって、次こそは羽毛でという決意で・・・。


◎各部の電圧
エミッタ電流がやや少ない感じだが、それ以外はオリジナルとそんなに違わない。
○電源電圧
 ・+5.79V/−6.01V(正負電圧差0.22V/3.7%)
○初段(2SK170)
 ・ドレイン側820Ωの両端電圧
  【入力側】R:1.355V/L:1.367V、【NFB側】R:1.341V/L:1.350V
 ・ソース側1.8kΩの両端電圧 R:6.26V/L:6.21V(ドレイン電流は3.4mA)
○2段(2SA1680)
 ・エミッタ側の13Ωの両端電圧 R:0.783V/L:0.771V
○出力段
 ・UF2010×2の両端電圧 R:1.263V/L:1.251V
 ・エミッタ電流 R:50.8mA/L:49.4mA
○DCオフセット
 ・±3mV以内

2015年12月22日

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