2014年9月アーカイブ

74HC123は75HC001の夢をみるか

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甲府から中央道の先にある五湖。
二つ目までが場所、残りは当日の受付順で割り振られる。
よい子、悪い子、普通の子の区別なく、きっぱりと受付順。
ロジックとしては普通に74HC123からトライして、
ICが混雑してくると繰り上がれる余地がある。それが75HCxxx。
別の筋によると他に91HC123もあるらしい。
カタログ未掲載の品名だから、メーカー保守品かもしれないけど。
そして甲府とセットでスージー・ユーニクがやってくるんですと。
ロシアていうか東欧ですよ。FstNameは西欧っぽいけど。
やっぱり名前なのかな?
紹介した相方が誰なのかが気がかりなんだよね。
なんのこっちゃだ。あはは。

金曜日の7時頃に書店の漫画コーナーに立つと、どこか妙な感じ。というのもその場に立つ大人と呼ばれても不思議はないだろう年代の方々が多いからだろう。中高生が右往左往する場所という印象は今や昔、このところの漫画コーナーの大人比率にはちょっとびっくりです。
そんなこんなでこのところの漫画事情ですが、ライトノベルの漫画化はもとより、大人比率の高さに気を良くして、あるいは大人に気を遣っているのが、小説の漫画化とかも結構あったりして、絵がかければ誰でも漫画家になれてしまうのだなぁとしみじみ。同人上がりの作家をデビューさせるにはちょうど良いあんばいなのかもね、などとふと思う。
漫画と小説の違いについていまさらながら考えていたのだけど、両者とも大きく「セリフ」と「それ以外」とに分けることができるのね。漫画で言えば、吹き出しの文字とコマで割られた絵であるし、小説でいえば、カッコ書きの会話文と地の文。何をいいたいのかといえば漫画の絵は小説でいうところの地の文だったのよね、ってこと。まあ、いまさらといえばいまさらですね。
そして最近の漫画はといえば、小説でいうところの地の文が吹き出しの中に潜り込んで増殖してきた感じがする。というか、吹き出しの中の文字が多くなってきた。言葉で伝えてしまえ的な作風を感じる。料理漫画が特にそんな感じよね。まあ、レシピは絵でまかなえても、手順やコツをどこに納めるかを考えた結果、セリフでまかなってしまえという戦略をとっているのが多いからなんだろうなぁ。でもセリフが多いなぁ。多くね? そんな感覚。
そして本日の主題「14歳の恋」です。作者は水谷フーカ。
これはセリフが少ない。少ない。そして絵が多い。コマ割も大胆な感じ。似たような絵を続けておいて大コマをどーん、とか。全体構成が上手い、というか全ページのサムネール化や各コマをばらして再構成といった作業を頭の中で難なくこなせるんだと思う。短編だからできるという話もあるけど、どうなのかな。とかくこの手の作業は効率よりも手を動かすことを良しとする人が得意とする傾向があると思っているのだが、はて。と話題がすれた。
ええと、物語は中学2年生の男の子と女の子が恋仲になってからのお話です。
アマゾンではタイトルから受ける印象なのかしら、恋仲にいたるまでのあれやこれやの甘酸っぱいなんやかんやを期待した方々の低評価のコメントで散々なですが、そこをお楽しみになりたい方々にとっては、確かに本作は不向きです。だって冒頭第一話には相思相愛を確認し、つきあいましょうってな感じなのですもの。なので本作のおもしろは「めでたし、めでたし」で終わった童話のその先を想像したい方にこそ、ではないかしら。
それで話は、恋仲になった二人がお互いの関係は伏せておきましょうというところから始まります。ただ、二人の間柄は絶対秘密にしなければいけないという関係でもないし、ばれたらばれたでお似合いな二人に収まる二人なんですが、お似合いすぎてあえて公言しないというスタンス。まあ、全体的に平和なのよね。そして周囲の生徒も先生も変な勘ぐりをしない健全さがあって、まるで良家のご子息が集まっている感じ。予定調和的ともいえる。少しうがった見方をすれば、この積極的ご都合主義を下敷きにすることでセリフを削って絵で見せるという漫画的表現に作家の側が確信犯的に突き進んでいるという感じがあるのよね。
丸めてしまえば、地の文が面白い小説があるように、コマで割られた絵が面白い漫画でした。
今回は尻すぼみレビューで終わり。

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