004 Balanced Headphone Amplifier : OPA604 and AD815

Balanced Headphone Amplifier with OPA604 and AD815
バランス式HPA OPA604+AD815

【序】
「DynaGBFFET」というHPAを見つけたのが、そもそもの始まり。これがどんなHPAかというと、初段のFETにP形とN形を組み合わせた差動入力という特長を持っていたのです。その回路図を見た瞬間、「これをバランスで動かしたい！」という衝動に駆られて孤軍奮闘。感光基板で作った試作品はそれなりに動いたので、若干配線を変えてプリント基板を発注したら、何が悪かったのか、DCサーボが上手く機能せず、オフセットが出まくりました。おそらくはたぶん発振しているんじゃないかと。結局、4ch分作って、まともに動いたのは1ch分だけというお粗末さ。ディスクリートの奥深さに打ちのめされたのでした。
そうした理由もあって、オペアンプでお手軽にHPAを作ることにしました。

There is a Headphone Amplifir called "DynaGBFFET". Because the first stage of the differential input, and then it was thought to be able to modify balance equation. However, it was not easy. Prototype made ​​with photosensitive substrate is moved in its own way, but when try to order a printed circuit board, offset does not fit absolutely. Oscillation is happening DC servo or whether not working correctly. I made four channels, it was moving decent only one channel. It was was beaten in depth discrete.
I made the HPA in the op-amp handy at why.

◎回路図（失敗版）

失敗記念に、なにかどこかに問題を抱えているBalanced DynaGBFFETの回路を掲載。
どこに問題があるか、分かる方がいらしたらご指摘をお願いします。
Failure to Memorial, I will post the circuit of Balanced DynaGBFFET have problems with something somewhere.
Thank you pointed out where the problem lies, it can be seen when you come.

【回路図】［Balanced Headphone Amplifir：OPA604+AD815］

オペアンプを使っているから当たり前なんだけど、回路はものすごく簡単。バッファとしてOPA604を前段にいれて、後段のAD815 でドライブします。
参考にしたのは「アナログ回路のおもちゃ箱」氏の「Deboo Differential DC Servo for AD851 HPA」の記事と、そのオリジナルとされる「Composite Line Driver With Low Distortion ; Walt Jung」の記事。
DCサーボの使い方については「フルバランス アンプ (X_Under bar)」氏の記事も参考にしています。

【回路図】［電源部］

電源部は（ムダに豪華な気もするけど）左右別電源。こちらは「xxx」氏の「【自作DAC】TDA1541A使用２シフトパラ差動/ハイブリッドIV」の記事から電源部分をそのままコピーして作りました。

【仕上がり】


あっさりできました。DCサーボもちゃんと動いていて、オフセットも多くても4mV程度です。

【さいごに】
DynaGBFFETのバランス化はいずれリベンジを。

おしまい。