2008年4月アーカイブ

先日、スーパーにビールを買いに行った帰り、というか、スーパーのレジ出たところでレジ袋にビールなどを入れていた時のことである。そこに、ありがとう、おかげさまで○○,○○○円になりました。とかいう報告書?らしきものが。なんというか、リサイクル関係の報告です。牛乳パックとか、トレイとかの廃品回収ね。それはそれで良いんだけど、そこにあったのがこの11%という数字です。
これは何かというと、このスーパーでレジ袋をもらわなかった人の数字です。
私が通っているスーパーも例によって、お買い物袋持参しましょうキャンペーンをやっていて、何となく気になってはいたんだけど、気になるだけ的状態が続く今日この頃だったんですが、11%って凄くない?って話です。十人いたら確実に一人はレジ袋をもらわないってことデスYO!
というわけで、それとなく周りを眺めてみると、祝日の夕方まだ早い時間ですが、お買い物袋持参の人がちらほら、というか、確実にいる。「振り向けばそこにいる」ってな感じ。
ああ、世界は確実にアンチレジ袋に流れているんだと実感したゴールデンウィークの休日でした。
"「しっている」から「している」に"っていうキャンペーンをACがやっていたけど、まさに、「知っている」だけだったんだなぁとちょっと反省する今日このごろだとさ。

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新潟は信濃川が日本海に流れ出るところに川の下を横断する海底トンネルがありまして、その名を「新潟みなとトンネル」と申するわけでございます。このトンネルの入り口と出口、どちらが入り口でも出口でも構いませんが、便宜上、日本海を背にして信濃川を見た時に右手にある方を入り口と、左手にある方を出口とさせていただきます。
このトンネルは長さが約3.3kmありまして、トンネル内には車両通行用の道路に合わせ、歩道用の通路も用意されておりまして、散歩道やジョギングコースとして利用されている方も多数いらっしゃるとのこと。それというのも、この歩道用の通路ですが、車両通行用の道路とは完全に独立しており、排気ガスなどが流れ込めない構造になっておるのでございます。ただし川底を通るトンネルですので、当然といえば当然なのですが、太陽光は届かないのでございます。その点だけが悔やまれるのですが、それ以外については結構快適なジョギングコースと思われるわけです。
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その新潟みなとトンネルですが、トンネルの両岸にトンネル内の空気を換気するための縦坑がそれぞれ用意されております。そして、その二つの縦坑を利用して新潟港を一望できるタワーが信濃川をはさんで両岸に向かい合うように建てられておりまして、こちらからの景色がなかなか風靡なものでございます。二つのタワーは入り口側が入船みなとタワー、出口側が山の下みなとタワーと名付けられておるのでございます。
写真に映っておりますタクシーは、山の下みなとタワーの駐車場に停められておりまして、車体の横に「初乗り300円」という文字が掲げられておりましたので記念に一枚いただいた次第です。その次の写真も同じ山の下みなとタワーからの光景で、映っているのは、この写真では分かりにくて申し訳ないのでございますが、ロシア向けに車両を運搬する船なのでございます。船前部が大きく口を開けるようにして車を中に取り込む構造になっております。
写真にはありませんが、入船みなとタワーにも出かけまして、そちらのほうが山の下みなとタワーより若干大きく、周辺の緑も多いという印象をうけた次第でございます。そして、入船みなとタワーで特筆すべきは、入船みなとタワーの裏側にあるうどん屋さんでございます。こちらのうどん屋さんですが、「入船うどん」という看板を掲げており、いかにも立ち食い系なのぼりなども用意されており、一見すると「あらあら、ごめんなさい」的なたたずまいでございますが、なかなかどうして、これが美味しいのでございます。ワタクシの私見ですが、「レンゲを付けるうどん屋に良店なし」というものがございまして、それに当てはめるとこちらのお店は残念ながら期待に逸れないものと思っていたのでございましたが、ワタクシの意識を大きく変えた一店でありました。
営業時間は10時からですが、夜には居酒屋になるとのこと。タワーをご見学いただく時間であればおそらく開店していると思いますので、ご予定とご用のない方はちょいとおうどんをいただいてみてはいかがでしょうか。
では、かしこ。

専門用語はその生まれ育った過程を考えると、多くの人が望んで生まれたというよりは、誰かが何かを伝えるために生み出した「ある考え方」を広めるために生み出されたものだ。その前提を知らないままに、いろんな言葉を使うのは結構あやうい。例えば、ゲノム、染色体、DNA、遺伝子。この4つの言葉はある前提では同じ事を言っていて、別の前提では全く別のことを伝えている。
このことは、話者が何を伝えたいのかという願いと、聞き手がどんな聞き手であるのかという現実の狭間でコミュニケーションが生まれることを伝えているのだけど、話をする僕らが常に思わねばならないことは、かつては僕らも言葉的貧者であったという現実だ。
ちなみに、DNAとは、遺伝子を作っている物質の名前そのもので、ディオキシリボ核酸のこと。いわゆるDNA分析とはこのディオキシリボ核酸の並び方を調べ、その違いを明らかにすること。つまり、「DNA」という言葉は何となく「指紋」と同じ意味で使いがちだけど、そうではないのさ。「DNA」とは染色体を構成する物質群のこと。正確さを期すならば「DNAの並び方」という言葉が良いかも。
では染色体とは何かというと、これまた意味があるようで無い言葉で、実は、この染色体とはある染料でのみ染められる物質というのが本来的な意味です。それでとある物質に染まるのが人の遺伝子でそれがいわゆるX字をしたあれです。染色体は23対46本見られるということはみなさんご存じと思います。この4つの言葉の中では、遺伝子と染色体が非常に近しい所にいるのでした。
そして、ゲノム。ゲノムは遺伝子の種類のこと。ゲノムは24種類あります。そのうち、男の子は24種類の遺伝子を持っていて、女の子は23種類の遺伝子しか持っていないのです。ゲノムの意味は、この「種類」という意味に終始します。
そんな感じで。終わり方は適当で。

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旧暦の3月3日、つまり、4月8日、すなわち今日は「花散らし」の行事が行われる日。
そして、今年は折しも風雨に見舞われ、文字通りの花散らし。
この木の下にもいるんでしょうか?

という問題がある。
まあ、たいしたことじゃないんだけど、例えばテレビドラマを見て感じたことがあったAさんがいたとして、それを横で見ていたBさんがいて、その人もそのドラマを見て感じたことがあったとした場合、AさんとBさんがドラマの感想を共有できるのだろうか、ということ。
簡単に考えれば、それは「できる」んだろうけど、その共有の方法によっては決定的な違いが生まれるんじゃなかろうかというのがもっぱら今の関心事。
なんだかどうでも良いことを考えているみたいだなぁ。
ともあれ、AさんとBさんの二人がいて、どっちが話を始めるかで共有できる内容が変わってくるんじゃなかろうかという仮説を立ててみる。
つまり、Aさんが話し始めることで、BさんはAさんの感想を聞き、自分の感想を何となくBさんよりに「改変」する可能性はないのかなぁ。そして、その「改変」はBさんが先に話始める場合にも起きうるんだと思う。つまり、僕らは互いの意見を聞きながら自分の意見を調整しているんじゃなかろうかと思うわけで、それはなんなんだ? そして、そのパワーゲームこそが人間関係であるなら、Webのような、あるいは、手紙のような交流は実はパワーゲームの効果が際だって現れる関係であんじゃないの? ってことだ。「良い人」から届いた手紙に「悪いこと」が書かれていたとしても、「良い人」が書いた手紙だから何か意味があるんじゃないかと受け手がその印象を若干「改ざん」することがないとは言えない。少なくとも、「悪い人」から届いた手紙に「悪いこと」が書かれていた場合、受け手は特に配慮をしないと思うのね。
雨の日は余計なことを考えてしまいます。

人が本来備えている能力だけでは不十分で、それを補う、あるいは、能力を強化するために使うという種類の道具がある。
例えば、コンタクトレンズ、手袋、靴、服もそうだ。そして、マスク。
そうなのだ、今問題にすべきはマスクなのだ。
ちっちゃな頃からマスクが嫌いで嫌いで、とにかくマスクはNG!
なんだけど、花粉症になるとそうもいってられない現実があるようでございまして、なんだかいや~んな感じな今日この頃、そろそろ花粉症なのかなぁと、何となく思うような思いたくないような、微妙な時期なのでした。

080402.jpg人に連れられて、よく分かりもしないのに MUTE BEAT のライブに行きました。
日々の暮らしは大切です。
順風満々で人がうらやむあの人も、
寝れない夜を過ごすこともあるでしょう。
桜は咲くばかりです。
いろいろありました。
25年ぶりに出会ったのに、
言いたいことも沢山あるはずなのに、
話したいことも沢山あるはずなのに、
聞きたいことも沢山あるだろうに、
そんな話はまだ少しもしていません。
きっと、これからすることもないでしょう。
いろいろありました。
いろいろって便利な言葉です。
桜は咲くばかりです。
そして、やがて花は散っていきます。
でも、僕らの今夜は散りません。

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