新潟での出来事

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新潟は信濃川が日本海に流れ出るところに川の下を横断する海底トンネルがありまして、その名を「新潟みなとトンネル」と申するわけでございます。このトンネルの入り口と出口、どちらが入り口でも出口でも構いませんが、便宜上、日本海を背にして信濃川を見た時に右手にある方を入り口と、左手にある方を出口とさせていただきます。
このトンネルは長さが約3.3kmありまして、トンネル内には車両通行用の道路に合わせ、歩道用の通路も用意されておりまして、散歩道やジョギングコースとして利用されている方も多数いらっしゃるとのこと。それというのも、この歩道用の通路ですが、車両通行用の道路とは完全に独立しており、排気ガスなどが流れ込めない構造になっておるのでございます。ただし川底を通るトンネルですので、当然といえば当然なのですが、太陽光は届かないのでございます。その点だけが悔やまれるのですが、それ以外については結構快適なジョギングコースと思われるわけです。
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その新潟みなとトンネルですが、トンネルの両岸にトンネル内の空気を換気するための縦坑がそれぞれ用意されております。そして、その二つの縦坑を利用して新潟港を一望できるタワーが信濃川をはさんで両岸に向かい合うように建てられておりまして、こちらからの景色がなかなか風靡なものでございます。二つのタワーは入り口側が入船みなとタワー、出口側が山の下みなとタワーと名付けられておるのでございます。
写真に映っておりますタクシーは、山の下みなとタワーの駐車場に停められておりまして、車体の横に「初乗り300円」という文字が掲げられておりましたので記念に一枚いただいた次第です。その次の写真も同じ山の下みなとタワーからの光景で、映っているのは、この写真では分かりにくて申し訳ないのでございますが、ロシア向けに車両を運搬する船なのでございます。船前部が大きく口を開けるようにして車を中に取り込む構造になっております。
写真にはありませんが、入船みなとタワーにも出かけまして、そちらのほうが山の下みなとタワーより若干大きく、周辺の緑も多いという印象をうけた次第でございます。そして、入船みなとタワーで特筆すべきは、入船みなとタワーの裏側にあるうどん屋さんでございます。こちらのうどん屋さんですが、「入船うどん」という看板を掲げており、いかにも立ち食い系なのぼりなども用意されており、一見すると「あらあら、ごめんなさい」的なたたずまいでございますが、なかなかどうして、これが美味しいのでございます。ワタクシの私見ですが、「レンゲを付けるうどん屋に良店なし」というものがございまして、それに当てはめるとこちらのお店は残念ながら期待に逸れないものと思っていたのでございましたが、ワタクシの意識を大きく変えた一店でありました。
営業時間は10時からですが、夜には居酒屋になるとのこと。タワーをご見学いただく時間であればおそらく開店していると思いますので、ご予定とご用のない方はちょいとおうどんをいただいてみてはいかがでしょうか。
では、かしこ。

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このページは、k-wataが2008年4月19日 23:11に書いたブログ記事です。

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