長谷川スズ 2006, リカってば, 芳文社

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取り上げる理由など特になく、ましてや義理も恩義も何もないのだが、しかし、さりとて気になる話というものがありまして、それがこれ。まんがだよ。まんが。
物語については、あちこちのページが紹介しているので、そっちを。っていうか、紹介するほどでもないんだよね。実際のところ。
この物語のメインテーマは、かつて邦画の最高峰と言わしめた「クレヨンしんちゃん モーレツおとな帝国の逆襲」と同じ方向にある。(「クレヨンしんちゃん」を未見の方には説明がいると思うが、この子ども向けアニメはノスタルジーの甘美さの受容とそれに対する警告という構造を持って描かれているが、この映画の何が面白いのかについてはここでは述べない。)つまり、メインテーマはノスタルジーだ。しかしながら、本作の描くノスタルジーのスケールは矮小化され、局地的でさえある。まあ、だからこそ価値が生まれるのだが。分かる人には分かるという言い方は好きではないが、まさにその感覚に陥るのがこのマンガだ。
「彼らのようになりたい」とは思わないが、彼らの今後がどうなるかは気になる。
今、2巻まで出ているが、作者が遅筆なのか、編集の狙いがあるのかは分かりませぬが、不定期連載なので、3巻がいつ出るかは定かではありませぬ。

というわけで、何の説明にもなってねーなー。

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このページは、k-wataが2008年2月19日 01:43に書いたブログ記事です。

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